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第32回 2005.06.21 「千利庵」@西麻布

参加者:川野・小山・塚田・波多野・森山

かつては「霞町」という風情ある呼称があった西麻布交差点のほど近くにあり、「質は高いが、量は少ない」と定評のある名店。結論から言えば、確かに蕎麦は悪くないのだが、ロケーションが決して良いとは言えないだけに、わざわざ繁く足を運ぶまでにはならないと考える。

各テーブルに置いてあるメニューには、麺類と酒類が書かれていて、酒肴については定番のものも季節のものも、壁に張り出されている。「ホヤの塩辛」「アゴの丸干し」など珍味系もあって、なかなか楽しい。

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これは「自家製はんぺん」。ふんわりとした食感が楽しいが、しかし、酒肴までもが「質は高いが、量は少ない」のである。

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「トマトの天ぷら」。食すときに気をつけないと、熱くなったトマトの果汁で口中を火傷する。トマトの酸味と油との相性が良く、想像したよりも美味。ビールも良いが、日本酒とも合う。

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さて、蕎麦である。この店の名物、「天下ご免」は、揚げ茄子などが具になった温かい汁で冷たい蕎麦を食す。最初から「お代わり付き」も用意されているくらい、汁はたっぷり出し、そのまま飲んでも楽しいくらいに美味。
蕎麦は「せいろ」と「田舎」があり、どちらかを指定する。「田舎」は、かなり太めなのだが、どうせそこまで太いのであれば、やはりもう少し「エッジ感」が欲しかった。「せいろ」は美味。ここの汁は比較的甘めだが、出汁はしっかりしているので、温かい汁にしても問題ない。

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もうひとつ、季節もので名前を忘れてしまったが、胡麻ダレ風味のものもある。これは、薬味が豊富に供されるが、ミョウガとの相性が気に入った。

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若者二人が浴衣姿に雪駄履きで参加。風情があって、なかなか良かった。

by tsukada1961 | 2005-06-27 01:22 | 蕎麦部ZZZ例会  

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